約 967,344 件
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/722.html
ハピネスチャージプリキュア! レス番号 作品タイトル 作者 備考 競作41 『めぐみの悩み!?わたしなんて強くない!!(Aパート)』 夏希◆JIBDaXNP.g チョイアーク軍団と戦って、ピンチのところをめぐみとひめに助けられた誠司。礼を言って去っていく後ろ姿に元気が無いのが気になって、めぐみは誠司を探しに行ったのだが・・・。まだ始まって4話のハピネスチャージプリキュア!バトルたっぷり・フルフルチャージです! 競作42 『めぐみの悩み!?わたしなんて強くない!!(Bパート)』 夏希◆JIBDaXNP.g 強いって何だろう?プリキュアって何だろう?悩めるめぐみの前に、ナマケルダが現れて・・・。囚われためぐみに必死で語りかける誠司。二人の友達のため、勇気を振り絞るひめ。めぐみは、最悪の未来を覆すことが出来るのか!? 現2-30 『ゆうゆうの“料理は愛情”』 夏希◆JIBDaXNP.g 第6話『リボンの優しさ!!料理って愛情なんです!!』より。ひめがゆうこに教わったのは、ジャガイモの皮むきだけじゃなかったんですよね。 現2-39 『あなたのための一人』 夏希◆JIBDaXNP.g 第7話『友情全開!!二人の新たなる力!!』より。せっかくのスペシャルデーなのに、めぐみと喧嘩になっちゃうなんてさ。そのうえサイアークまで現れて。大丈夫!私一人でサイアークを倒せるよ。ううん、別にめぐみと喧嘩してるからってわけじゃないの。ホントの理由はね…… 現2-71 『ひめとめぐみの空手修行』 夏希◆JIBDaXNP.g 第9話『空手でオッス!!プリキュアパワーアップ!?』より。防御と言っても、ただ腕を回すだけの動き。なのにそのお蔭で今日は助かっちゃった。なんでかなぁ……。不思議がりながら、誠司と組み手を繰り返すひめ。「受け」の意味。強さの意味。空手の「道」。全てはひとつに繋がっていく。 現2-81 ひめのその夜のモノローグ 一六◆6/pMjwqUTk 現2-71から生まれた三次創作。 現2-99 決心 makiray 第11話『謎のメッセージ! キュアハニーの秘密!!』より。その愛の結晶が、なぜ彼女を選んだのか。私にも確かなことはわからない。だが――。ゆうこらしい……実にゆうこらしい、キュアハニーの始まりの物語。 現2-109 灯りが二つ 一六◆6/pMjwqUTk みんなの前では恥ずかしくて、ついあんな風に言っちゃったけど、ホントはね……。リボンにだけ明かす、ひめの素直な気持ち。めぐみの心に寄り添って、ノートにペンを滑らせる。今度は私が、“友だち”として――。第12話『めぐみピンチ!プリキュア失格の危機!!』の補足SSです。 現2-169 つい makiray 第24話『いおなコーチのプリキュアパワーアップ大作戦!』より。「プリキュアは恋愛禁止」ブルーのその言葉に、思わず反論しちゃった。どうして私、あんなにムキになっちゃったんだろう。そっか、もしかしたら――。 現2-189 「キュアハニーの願い・大森ゆうこの願い」 ねぎぼう 日本最強のプリキュアが倒されたという悲しいニュースが流れた頃。ゆうこに、ある運命的な出会いが訪れた――。ハピネスチャージプリキュア!の設定を活かした、ぴかりが丘の小さな弁当屋で繰り広げられる、世界を股に掛ける(!)前日譚。140文字SSが中編SSに発展です! 競作2-3 ハピネス記念日 ドキドキ猫キュア めぐみにとっては二度目、ゆうこといおなにとっては初めての、ひめからのパーティーの招待状。でも一体何のパーティーなのか、三人とも心当たりが無くて……。あなたにもハピネスチャージ!の、幸せ満腹パーティーへようこそ♪ 競作2-5 『honey』 Mitchell Carroll はいはい。ひめちゃんったら、本当にハニーキャンディが好きね。え?そ、それって、わたしの大切な…… 競作2-12 初めてのバレンタイン ドキドキ猫キュア 初めての日本式のバレンタインに驚くひめ。ブルースカイ王国では違うの?と訊かれて、彼女は何故かプリチェンミラーを取り出して……。ひめだけでなく、○○○にとっても初めての、幸せハピネス・バレンタイン♪ 競作2-14 ぴかり ぴかり 一六◆6/pMjwqUTk 祈る神を失ったぴかりが丘で、また一つ生まれた愛の光。神に代わって、受け止めるのは地上の命。助けあい、支えあって、互いを照らす。そしていつか――届け、あの時のように。 競作2-46 みんなでダンス ドキドキ猫キュア ホワイトデーに合わせて、ひめが気合いを入れて作ったケーキ! この喜びをダンスに込めて踊る三人だったが、ねぇみんな、そのダンスって……!? 競10-10 笑顔のヒーロー 一六◆6/pMjwqUTk ぴかりが丘の警察官が見た不思議な夢。それはもしかしたら、本当にあったかもしれない過去の出来事。そこで彼は本物のヒーローと対峙して、そしてヒーローの在り方を知る。ヒーローとは、信じる心に宿るのだと。
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/1761.html
140文字SS:HUGっと!プリキュア【15】 1.はぐっと小咄 苦笑い思い出/かおす 「トラウム、どうしたのですか?」 「いや、複合機の調子が…スマホもPCも認識していない。ルールー,設定を見てくれ」 「異常ありません」 「おかしいなー」 「モデムはどこですか?」 「そこだが」 「ケーブルが抜けています」 「ということがありました」 「ケーブルを抜く妖精さんがいるのですね 2.はぐっと正論 またね/かおす 「ともに終わらぬ永遠の…」 「クライ、疫病に侵略戦争、独裁者の跋扈に民族迫害、人種間の憎悪に、終わらない銃による悲劇、こんな時を止めるのは嫌がらせです。止めるなら、悲しみの連鎖を止めるべきではないでしょうか」 「トラウム、どういう育て方をしたのかね」 「育てたのはプリキュアだよーん 3.はぐっと小咄 夏ぼけ/かおす 「ルールー! 久しぶりなのです!」 「えみるは元気そうですね」 「暑いのです!!!」 「バテていました」 「体内クーラーはどうしたのです?」 「湿気で胡椒しました」 「くしゃみが止まらないのですね」 「…元気そうで安心しました」 4.はぐっとからす/かおす えみる、とうとう酷暑日と超熱帯夜が提案されたようです 遅いくらいなのです! この湿気日はどうしましょう どうしょ日なのです! 。。。。 今、カラスが横切っていきました 5.はぐっとからす2/かおす あ、お坊さんになる日はどうでしょう? 出家(しっけ)日ですか? 。。。。。。。。 カラスが2羽になったのです! カラス増やしてどうするんです お、おそろいなのです! 6.はぐっと怖い話 とる/かおす えみる、8月、怪談ネタを忘れていました。去年は恐怖の後回し屋敷が… 今年は恐怖のぶんどる館ですか? 入館料… やですねー 保険料… う..怖いですね やな怪談になりました ならいっそ、お笑いぶんどる団なのです! 笑いを取ってどうするんですか? 笑いがないと怖くないですか? ...こわいですね 7.はぐっとハロウィン/かおす 昨年は月のイベントごとにネタを考えたものですが 意外と大変なのです せめてハロウィンくらいは何とかしますか? 5分下さい …呼びますか? わしに何か用事かね 5分さん! …ダイガンだ 8.【競作2023】Hugっと小咄 ひどいのです!/かおす 「お久しぶりですルールーです」 「えみるなのです!」 「ハリーやっ」 「ハリーも呼んだんですか? 珍しいですね」 「今年のお題は『そら』ということで…」 「そら難儀や」
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/560.html
家に帰ってから、ラブは改めてこれまでのことをゆっくり話した。 タルトのこと、シフォンのこと、ラビリンスやスイーツ王国のこと。 そして、私のこと……。 私は何も話せなかった。 手当てしてもらってる間もずっと震えていた。 もう、おとうさん、おかあさんって呼ぶことすら恐ろしくなっていた。 少し前まで、口にするだけで幸せが広がっていたのに。 居候で通そうと思った。だから欺いていたって口にした。なのに。 おかあさんは自分の子だって言ってしまった。 私は……巻き込んでしまったんだ……。 話が終わった。おかあさんが私の前に立つ。 身をすくめる私をそっと抱き寄せてくれた。 「辛かったわね。よく頑張ったわね。もう大丈夫、大丈夫よ」 嬉しかった、言葉にできないくらい嬉しかった。 でも、それ以上に苦しかった。 どうして私は人を傷付けることしか出来ないんだろう。 だから泣きながら謝った。 「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい……」 おとうさんが厳しい表情で電話をしている。何を話してるかは想像がついた。 「ラブ、せっちゃん、あたしたちはレミさんの家に行ってくるから、絶対外に出ちゃダメよ!」 私は返事をしなかった……。 「行かせるわけには行かないわ!」 レミが断固として主張した。 「しかし、TVを見る限り、放置しておけない状況なのも事実でしょう。 そして、現状プリキュアをおいて他に彼らに対抗する手段はありません。 どちらにしても、ここに居ても安全の保障はないのですよ」 正先生が重く言った。口調からして本意ではないのだろう。 「だからって、子供を戦場に放り込んでいいって話にはならないでしょう!」 レミが意気込む。彼女にとって美希は唯一の生きがいなのだ。 「私は、行かせてやりたいと思います。ラブのためにも、何よりもう一人の娘のためにも」 あなたっ!とあゆみが叫ぶ。 「今、私たちは私たちの気持ちばかり話している。娘たちが今までどんな想いで戦ってきたのか。 その気持ちを、ないがしろにしていいんでしょうか」 結論は出た。 子供達の意思にまかせる。 どんな結果になったとしても後悔だけはしないように。 約束の時間が来た。 圭太郎たち5人は、公園の中心に居た。 噂を聞きつけたのだろう。そこに集う人々は昼間の数倍に膨れ上がっていた。 丁寧に説明した。 ラブたちのこと。 せつなのこと。 これから起ころうとしていること。 不安が波紋を呼び、混乱が広がる。 質問と暴言が飛び交う。 本当にプリキュアはラビリンスを倒しに行ってくれるのか。 必ず勝てる保障はあるのか。 その間、私たちの安全は誰が守るのか。 恐怖が怒りを呼び生贄を求めた。 あんたたちじゃ話にならない、プリキュアを出せと。 「待ってください!!!」 ラブを先頭に私が続く。両脇を守るかのように美希と祈里が固めてくれた。 どうして着たの!とおかあさんが悲鳴を上げる。 せめて落ち着くまで待って欲しかったと。 「みんな聞いてください!」 ラブが話す。 例え誰に止められても、ラビリンスには必ず行くってこと。 負けられない、でも、とても厳しい戦いになるってこと。 自分のことに精一杯な人たち。でも身勝手だとは思わなかった。 傷つけてきたんだ、私が。 脅かしてきたんだ、私たちが。 奪ってきたんだ、この人たちの幸せを。 私は大きく前に歩み出た。 あちこちから非難の声が上がる。 「言い訳はしません。私は許されない罪を犯しました」 再び深く深く頭を下げる。 「でも戦わせて下さい。私には、これしか、これしかないんです。 きっと戻ってきます。そしたら、私を自由にしてください」 ラブが、美希が、ブッキーが私を庇うように両手を広げて前に出た。 そしておかあさんたちも同じように。 「せつなお姉ちゃんをいじめるな!!」 タケシ君がラッキーとともに走ってきた。 「せつなお姉ちゃんは僕達をずっと守ってきたんだぞ、 一番カッコイイ、一番強いプリキュアなんだぞ」 とてもおとなしい子、礼儀正しい子。優しい子。 そんな子の怒りが、勇気が、想いが伝わり広がっていく。 人が集まってくる、私を守るように取り囲む。 クラスメイトが、商店街の知り合いが、カオルちゃんも立ちはだかった。 そして、一際輝くオーラを放つ3人の姿。 「小さな女の子の更生一つ認めてやれない世界に、生き残る価値なんてあるのかしらね」 トリニティ、その中心に居るミユキさんだった。 非難の声が止んだ。バツが悪そうに俯く人たち。 みんなだってわかっているんだ。 あの子を責めても仕方ないって事。 祈り信じるしかないってこと。 タケシ君が私に駆け寄ってくる。 ごめんなさい、そう言おうとした言葉が遮られる。 「せつなお姉ちゃんありがとう。僕を助けてくれてありがとう」 でも私はあなたに酷い事をした。イースなの。 「違う!せつなお姉ちゃんはせつなお姉ちゃんだよ、 優しくてかっこよくて、僕が一番大好きなプリキュアなんだ!」 ラッキーがワンワンと吼えながら私の周りを走る。 「せつなお姉ちゃん頑張れ!プリキュア頑張れーーー」 「そうだラブーがんばれよ~」 「ラブちゃ~ん、美希ちゃ~ん、祈里ちゃ~ん」 「せつなちゃんがんばれ~東さんファイト~」 『頑張れ~、そうだ頑張れよ~、頑張れ、頑張れ、頑張れ、頑張れ、頑張れ―――――』 『ピーチピーチピーチピーチピーチピーチピーチピーチピーチピーチピーチピーチ』 『ベリーベリーベリーベリーベリーベリーベリーベリーベリーベリーベリーベリー』 『パインパインパインパインパインパインパインパインパインパインパインパイン』 『パッションパッションパッションパッションパッションパッションパッション』 タケシ君から始まった応援が地響きとなって周囲を揺るがす。 涙が止まらなかった。 本当に、この世界に来てからの私は泣いてばっかりだ。 前にラブが言ってた。 応援って本当に凄いと思う。 勇気が沸いて来る。 力が漲ってくる。 まるで負ける気がしない。 「せっちゃん、まだあなたのことを良く思わない人は居ると思う。 でも、後のことは心配しないで行ってらっしゃい。きっとみんなわかってくれるわ」 おかあさん……。 「そうだ、必ず帰って来るんだぞ。せっちゃんの家は僕達のところにしか無いんだ」 おとうさん……。 「よかったね、せつな。幸せゲットしようね」 「せつなの絆、完璧」 「せつなちゃんならきっと許してもらえるって信じてる」 ラブ、美希、ブッキー……。 「美希ちゃ~ん、なるべく早く帰ってきてね~」とレミ。 「気をつけてな、祈里」と正。 「無理はしちゃダメよ」と尚子。 「世界を頼んだぞ」と圭太郎。 「二人一緒に帰ってこなかったら家に入れないんだから」とあゆみ。 『はいっ!いってきます!!!!』 万感の想いを込めて、最後になるかもしれない変身をする。 〝チェイーーーンジプリキュア!ビートアーーーップ!!!!〟 必ず帰って来る。 私たちは4人じゃない。 心はみんなと繋がっているから。 ―――絶対負けない、必ず勝利するんだ――― 私たちは心に誓うのだった。
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/1632.html
140文字SS:トロピカル~ジュ!プリキュア【1】 1.キュア人魚/ノルウェー語たん 「ローラがプリキュアになったときの名前を考えようよ!」 「人魚だからキュアマーメイドは?」 「人魚はプリキュアになれないって言ってるでしょ」 「キュアジュゴンとか!」 「とってもかわいからキュアかわいい💛」 「悪くないわね、まなつはもっと考えなさい」 2.トロプリ小咄/ ぺけ!/かおす 「まずはみのりん先輩!」 「えっ…ネタといわれても…」 「あ、じゃあ、あすか先輩」 「私もまだ…」 「じゃ、コスメ!」 「え?」 「サンゴ礁でしょ! しっかりしなさい!」 「ローラ、礁はいらない..」 「しょうがないなー」 「あすか先輩がもってっちゃった」 「返そうか?」 「いりません!」 3.『責任』(トロプリ10話視聴後いきおい140文字)/Mitchell Carroll まなつはやるきをなくした! なかまたちはまなつに こうらいにんじん すっぽん まか あかまむし なまたまご をあたえた! まなつはやるきをとりもどした! ろーらはにんしんした! さんごはにんしんした! みのりはにんしんした! あすかはにんしんした! 4.トロプリ小咄/被害者/かおす 「ローラ目覚まし時計で 『あたし人魚なの みんなには内緒よ』 っていってるでしょ」 「うん」 「聞くたびにつっこんじゃうんだけど」 「そお?」 「カニのおじさーん やってみて」 「かったりーなー 俺はカニなんだ みんなには内緒だぜ」 「ばっかじゃなーい?見ればわかるわよー!」 「ほらー」 5.ネタ/かおす トロプリ小咄 「ネタ、ですか? 11時頃」 「えっとー」 「みのりらしいな」 「さんごは?」 「10時過ぎ~」 「えっと…」 「10時前には寝るな」 「あすか先輩、だからー」 「あたしは9時過ぎよ!」 「ろーらー」 「じゃあ、まなつは?」 「枕と!」 6.トロピカ小咄 くるるん/かおす 「これやんなきゃー!夏が」 「くるるーん」 「夏休みも」 「くるるーん」 「敵が」 「くるるーん」 「人気が」 「くるるーん」 「通知表も」 「それやめない?」 「頭が」 「それもやめたほうがいいね」 「ローラが」 「くるるーん」 「ちょっと、あたしは通知表とか頭と一緒?」 「くるるん?」 7.トロプリ再放送UP中/かおす 「みんなー! 今先週のをもっぺん見にTVerいったらさー、いままでのアイコンがずらーって!」 「まなつ、落ち着きなさい」 「なんだって?」 「だからずらーって」 「ヅラ…かつらのこと」 「みのりん先輩、はずしてます~」 「とゆーわけで私の歌をもう一度聞きたい人は是非きてね♡」 8.トロプリ小咄 どうしてそうなった/かおす 「ローラー、何食べたい?」 「あ、和牛黒豚っていうのがたべたいわ」 「へ?」 「チラシで見たのよー」 「…っていうんだけど、わかるー?」 「和牛と黒豚だろ」 「そっかなー」 「それって…」 「みのりん先輩?」 「…黒毛和牛のことだと思う」 9.トロプリ小咄 最高気温20度の8月/かおす 「今日はまなつに思えないわね」 「さんご、あたしらしくない?」 「寒いくらいよ」 「何とかしなさい!」 「ローラ、あたしにどーしろって」 「暑すぎるよりマシ 「でも寒いくらいだ」 「みんななんであたしにいうのよー」 「まなつ…」 「まなつじゃないよねー」 「あたしはあたしー!」 10.トロプリ小咄 腹一杯食え/かおす 「チョンギーレって、長いわよね。名前」 「長い!」 「あたしはヌメリー」 「あたしエルダだしー チョンギーレはヨコも長いよねー」 「何が言いたい」 「文字数を食うのよ」 「ほらー、もういっぱいだよー」 「めんどくせーなー おかわりするか?」 「一杯だっていってるでしょ」
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/1752.html
140文字SS:ヒーリングっど❤プリキュア【4】 1.ヒープリ小咄 休憩ちゆ/かおす 「ちょっと疲れたわね」 「ちゆちーが のどかなひなたでひと休みちゆラビ」 「呼んだー?」 「なあにー?」 「…………」
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/1626.html
140文字SS:ふたりはプリキュア&Max Heart【2】 1.プリキュアってだけで/かおす MHで小咄 「ほのかといえば…」 「才色兼備、頭脳明晰、ちょっぴりおちゃめ」 「なんでそーゆー話になるのよ!」 「黒くて太い眉!」 「やめてよ恥ずかしい…」 「でも、ほのかさん可愛い…」 「だよねー うらやましいくらい。あたしなんて…」 「あたし達プリキュアってだけで、みんな仲間よ!」 2.MHで小咄 まだ18年だからねー/かおす 「20年かー。20年前40才だとしたら60才」 「なぎさ、それを言うなら…」 「4才の子が24才..すごいですね」 「20才のお母さんが40才の」 「だからどうしてそっちなのー?」 「ぶっちゃけありえなーい!」 「ありうるから怖いのよ」 「ひかりがたこ焼き売って20年!」 「まだ18年です」 3.『いっぱいいたから』/Mitchell Carroll 殻から身を取り出し、“ワタ”を丁寧に除去する。パセリを加えたガーリックバターと共にタコ焼き器で熱せられると、やがてジュワジュワと沸騰し始める。テーブルに出されるや否やそれを頬張るなぎさの手は一向に止まる気配を見せない。 「美味しい!ねぇ、ひかり、これ、一体、何?」 「カタツムリ…」
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/1254.html
140文字SS:フレッシュプリキュア!【28】 1.ラブせつで「ほんの一瞬、シフォンが羨ましいと思った……」/一六◆6/pMjwqUTk 「シフォンも食べる?カオルちゃんのドーナツ」 「キュア~!」 「ほらほら、口の周りに付いたでしょ、もう」 大喜びのシフォンに優しく微笑んで、 ラブがそのほっぺに付いたカケラを自分の口に運んだ。 「せつな?どうかした?」 「なっ、何でもないわ」 何だか顔が熱いのは、きっと五月の強い日差しのせい。 2.「ES4039781」/Mitchell Carroll なんで、こんなに世界がキレイなんだ? なんで、こんなに雨が温かいんだ? 今死ねたら幸せかもしれない ――受け取っていいのか? 3.[競作2020]フレッシュプリキュア!『星座の名前は、』/金丼亭猫好 「あ、オリオン座だ。冬は星がきれいだよね、せつな」 「‥ラブ。どうしてそんな名前なの?」 「ラビリンスでは、違うの?」 「たとえばあれはDネジ」 「なにそれ!?」 「工場で作る部品の名前。星座で覚えて‥なに?」 「ブッキー!星座の絵本もってきて! 1から教えるからっっ!!」 4.「ラビリンスにもコロッケを」/金丼亭猫好 「はいよ。ころころコロッケ、ころげてあがり、ってね。ぐはっ♪」 「コロッケって‥かおるちゃん?」 「ああ、せっちゃん嬢ちゃん。きょうコロッケの日だって。どう、1日限りのコロッケ屋台?げはっ☆」 「ふぅん?‥じゃ、帰ってから期待してるわ、新人さん?」 「あー‥こりゃバレてるかねぇ。兄弟」 5.「ドーナツ食べたのは?」/yuto/ギルガメッシュ 「無いぞ!俺が買ってきたかおるちゃんのドーナツがない!イースさてはお前が食べたな?」 「ふん、何を馬鹿な。私がワゴンカー式のドーナツカフェで作られる、衣サクサク、生地ふんわりの心満たされるハート型ドーナツなど食べるわけないだろ」 「お前絶対食べただろ!!」 6.「手を繋ぐ理由」①/yuto/ギルガメッシュ 「ふふ、せつなとデート♪」 「もう、ラブ恥ずかしいから」 ラブとのお出かけでは必ず手を繋ぐ。私にとってすごく大切な事だ。 手を繋ぐとイースを思い出す。 幸せを蔑み、メビウスのために人の不幸を集めるだけの存在。感情も持たず、命令に疑問も抱かないただの人形。 7.「手を繋ぐ理由」②/yuto/ギルガメッシュ だが幸せを与え、皆を笑顔にするラブの存在は私に人間らしい嫉妬の感情を芽生えさせた。 感情の高まりの末、全てを吐露して拳を交えた。 そして最後までラブは私を受け入れてくれた。 手を繋ぐのはその軌跡を振り返り、幸せを守る決意を高めるためだ。 だけど最近、胸の高鳴りがするのはなぜだろう? 8.「雨の日が好きな理由」/yuto/ギルガメッシュ 「雨って苦手。濡れちゃうし、気分も暗くなりそう。ラブはどう思う?」 「私は好きだよ。雨って植物を育てたり、飲み水になったり、みんなの生活を支えてるしね。そして何より雨の日は」 「雨の日は?」 「せつなと相合傘出来るもん♪」 「も、もうラブ恥ずかしいからやめて」 9.「イースの作戦」/yuto/ギルガメッシュ 「イース、鏡の前で何をしている?」 「ウエスターか。キュアピーチこと桃園ラブとの買い物用の服を選んでいる」 「なぜ敵相手に服を選ぶんだ?」 「奴の好みの色・柄・雰囲気の服を身に付け、油断させるためだ。こっちの方が魅惑的か?いやこれも」 (普段よりイキイキしてる) 10.「イースのイメージトレーニング」/yuto/ギルガメッシュ 「どうやったらキュアピーチに勝てるんだ」 「イース、俺の見立てでは後は精神力の差だ。奴との会話をイメージして憎悪を燃やしたらどうだ」 「イメージか」 せつなの髪きれい 私、せつなの事好きかも。なんてね 「ああぁぁおのれキュアピーチ!」 イースはしばらく錯乱した
https://w.atwiki.jp/imas765baragumi/pages/251.html
戦うヒロインプリキュアを応援するための部活 詳細 活動内容:プリキュアの応援 参加条件:プリキュア好きの人 参加方法:ココのコメント欄に名前とお気に入りのプリキュアを記載 部長:てつくん 部員:リナキロ 好きなプリキュア てつくん:キュアメロディ リナキロ:キュアドリーム 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/1385.html
プリキュア ドリームスターズ Ver.0.9 -Quartet Branche- 烏天狗 「あれぇ?」 それは、妙に高い声を上げた。 青白い顔。 ギョロリと大きな目。 そして、高い鼻。 辺りは雪が積もっている。だが、積もっているのはその区画だけだった。直径 5m ほどの円の外側には明るい緑色の芝が広がっている。 「…。 あなたは、誰」 その雪に体を横たえていた ほのかが目を覚ます。ほのかは、自分の体をさするより先に、舞を揺り起こした。ふたりは、それを睨みつけた。 「僕は、烏天狗」 「烏天狗…?」 本で見た「烏天狗」とは違うような気がする。だが、本人がそう言っているのだから、そうなのだろう。それに、後ろに黒い体を横たえているのは、あの狛犬だ。自分たちに害を加えるものであることは間違いがない。 「そぉんな怖い顔しないでよぉ」 烏天狗は体をくねらせながら言った。 「僕は、きれいなものや、可愛いものが大好きなんだ。 今はね、白いものがマイブーム」 本を取り出す烏天狗。 「それでぇ、これを参考にしてみたんだ」 「それは…」 烏天狗が手にしているのは「プリキュア教科書」だった。 「君は、雪城ほのか、キュアホワイトでしょ?」 ほのかは無言で睨み返した。 「で、君は美翔舞、キュアイーグレット」 舞の瞳にも同じ敵意がこもっている。 「でもおかしいなぁ、白くないんだよなぁ。これじゃコレクションの意味がないよ…」 「コレクション?」 「そういうこと…」 「せっかく、君たちのために雪を用意したんだよ。 白い雪の絨毯の上に白いプリキュアが勢揃いしたらきっときれいだろうなぁ…。 って思ったのに。 なんで白くないの?!」 (プリキュアをコレクション?) 「ねぇ、変身してよ。 白いプリキュアに」 (ふざけないで) ほのかと舞は知らずに手をつないでいた。変身できるものならしたい、という気持ちがそうさせたのかもしれない。 お互いの手からは、暖かさと強さが伝わってくるが、それはそれぞれのパートナーとは違うものだった。プリキュアになるには、ほのかには なぎさ、舞には咲が必要だった。 「早く変身してってばぁ!」 烏天狗は地団太を踏んだ。 「誰があなたなんかのために変身してあげるものですか」 「え?」 「そんなことしたって、あなたを喜ばせるだけだわ。お断りよ」 「意地悪だなぁ、もう」 プリキュアの癖に、とぶつぶつ言う烏天狗。 「あれ」 振り向く。 「ひょっとして、ふたり一緒じゃないと変身できない、とか」 握り合った手に一瞬、力がこもる。 「キュアホワイトにはキュアブラック、キュアイーグレットにはキュアブルーム。 お友達がいないとだめ?」 「どうかしらね」 「教えるわけないじゃない」 「ですよねー」 烏天狗はプリキュア教科書をパラパラともてあそんだ。 「呼んでみたらわかるかもしれないわよ」 ほのかが言った。舞は、意外な言葉にちらりとほのかを見た。だが、その意味はすぐに分かった。 「うーん。 黒とか紫をここに入れるのは本意じゃないんだけど、君たちが白いプリキュアになるためにはそれが必要だって言うんなら、しょうがないのかもしれないなぁ」 烏天狗は後ろの狛犬を起こした。 「お前たち、ちょっとさっきの世界に行って――」 (かかった) ほのかが呟く。 「とか言うとでも思ったぁ?!」 突然、振り向く烏天狗。 その手を振ると、烏の翼で風を巻き起こす。 「人を騙そうとする子にはお仕置きだ!」 さっきの狛犬のものとはけた違いの嵐が吹き荒れる。それは足元の雪を巻き込んで吹雪となった。ほのかと舞は、息もできずにいたが、やがて風は起きたときと同じように唐突に収まった。 そこには、二つの白い繭が横たわっていた。 「そこでおねんねしてなさい」 烏天狗はまたプリキュア教科書を開いた。 「相棒がいないと変身できないんだとすると、面倒くさいなぁ。 でも、諦めるのも嫌だし。 とりあえず、集めるだけ集めるか」 ページをめくる手を止める。烏天狗は、あるページを狛犬に示した。 「今度は、これを持って来て。 あ、黄狗一人でいいよ。向こうは変身できないんだから」 黄狗が姿を消した。 「これは、なかなかのレアアイテムだよ」 烏天狗が舌なめずりをして笑った。 プリキュア ドリームスターズ Ver.0.9 -Quartet Branche- 狛犬へ
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/756.html
One Step Beyond ―キュアエコーの方法― (6) 「すごいね! すごいよ、エコー!」 「でも、本当に私だったんでしょうか。みなさんの――あっ」 キュアビューティの体が傾く。今のビューティ・ブリザードで力を使ってしまったせいだった。その手をキュアエコーが掴んで支える。 暖かい。いや、それだけではない。体の中の力が蘇ってくる。軽いめまいと、力の入らなかった足が嘘のようだった。体中にみなぎる力に、かすかに頬が染まる。 「これも、あなたの」 「私が?」 キュアエコーは自分の技のことをまったく知らないようだった。それはそうだろう。変身したのはこれで二度目。戦いに参加するのは初めてなのだ。 「エコー、すごい!」 キュアハッピーは同じ言葉を繰り返した。感激してかキュアエコーをハグして喜んでいる。 「私、みなさんのお手伝いができるんですね」 「そうみたい。 私たち、あの技は一度しか使えないんだけど、ひょっとしたら」 キュアビューティは自分の手を握りなおした。痛みも疲れも感じない。おそらくもう一度、ビューティ・ブリザードを使えるだろう。 「じゃあ」 キュアエコーはキュアマーチのもとに駆け出した。 その後姿を見送るキュアハッピー。 「あれ?」 「どうしました」 「エコー…あんな色だったっけ」 走るキュアエコーの背中で、ぶどう色の飾りが風になびいている。記憶が定かでないのだが、あれは淡いピンク色だったような気がした。 キュアエコーはひざまづくとキュアマーチの手を握った。 「え」 キュアマーチも目を見開いた。キュアエコーが握った掌がぼんやりと光り、それと同時に疲労感が消えていく。 「これ…」 「大丈夫ですか?」 「うん…ありがとう」 キュアエコーは、困惑しているキュアマーチをよそに、キュアピースに駆け寄り、同じく手を握った。 「あ、暖かい」 キュアピースの頬に赤みがさす。 しかし、キュアハッピーとキュアビューティはキュアエコーの変化に言葉を失った。 「エコー、ちょっと待って」 遅かった。 ふたりは、エコーの髪を結んだピンクのリボンが輝きを失いぶどう色に変わるのを見た。 「エコー!」 当のキュアエコーは、ふたりは一体何を騒いでいるのだ、という表情で顔を上げた。 「エコー、そのリボン」 キュアピースがかすれた声で言った。胸元の宝石を囲むリボンが、艶をなくして草色に変わってしまった。 「え」 そして顔が青ざめる。 「これ…―体」 「なにをゴチャゴチャやってるオニ!」 「お手々つないだくらいでなんとかなると思ったら大間違いだわさ!」 アカンベーたちが唸り声を上げる。 バッドエナジーの黒い波動は細く薄くなり始めていた。あるいは、人々が発するエナジーの大半が吸い上げられてしまったのかもしれない。そうだとすれば時間の余裕はない。 「マーチ、大丈夫ですか?」 「もちろん!」 キュアビューティの声に答えたキュアマーチが腕をふり、自分の回復を確かめるように力を込めた。その動作が風を巻き起こす。 「プリキュア ビューティ・ブリザード!」 その風にキュアビューティの雪が吸い込まれていき吹雪となった。ハンセンアカンベーはその猛烈な吹雪にこらえきれず後退して行った。 「なにやってるオニ! 逃げるんじゃないオニ!」 だが帆を張っている限り、その風には抗しきれない。ハンセンアカンベーは帆を巻き上げた。 「今です!」 「プリキュア マーチ・シュート!」 これで狙いは確定する。光球がハンセンアカンベーの胴に命中した。 〈アッカンベー!〉 「ピース、行ける?!」 「はいっ。 プリキュア!」 雷鳴が響き渡る。キュアピースはまた小さな悲鳴を上げていた。 「プリキュア サニー・ファイヤー!」 キュアサニーの火の玉が電気を帯びてムーンアカンベーの顔面に襲い掛かる。 「三日月になりな!」 マジョリーナの命令の通り、顔を三日月にしようとするムーンアカンベー。 「ピース・サンダー!」 激しい雷撃を受けたムーンアカンベーは、そのショックで顔面を満月に戻してしまった。 「もらったで!」 そこに火の玉が炸裂する。 二体のアカンベーは赤い鼻だけを残して消滅、その赤い鼻もガラス球のように破裂してしまった。 「なさけねぇな、どいつもこいつも」 「あの人が」 キュアエコーはウルフルンを見つけて前に進もうとしたが、何かに躓いたかのように膝をついてしまった。 「エコー!」 「大丈夫です。 私は、みなさんの力を蘇らせることができるんです。だから、きっと」 「やめるでござる」 ポップはキュアエコーの前に立った。厳しい顔で腕を組んでいる。 「でも」 「みんなを見るでござる」 キュアサニー、キュアピース、キュアマーチ、キュアビューティ。みなさっきと同じように肩で息をし、立っているのがやっとという状態であった。 「先ほどと同じではござらん。 いつもより疲れている様子でござる」 キュアサニーは、そんなことない、と言ったが、腹に力が入らずかすれた声しか出なかった。 「拙者の見たところ、キュアエコー殿は、皆の衆に力を与えたのではなく、皆の衆の中に残っている力を掘り起こしたのでござろう。 つまり、残っている力も使ったということ。いつもより疲れるのは道理でござる」 「掘り起こした…?」 「そして、エコー殿も同じように疲れている」 「そんなこと」 「そのリボンが明るさを失っているのが何よりの証拠。 胸の宝石がまだ輝いているのが奇跡に思えるほどでござる」 キュアエコーは自分のドレスを見た。リボンだけではない。ドレスの黄色もくすみ、白い部分は透明感を失っている。 「エコー殿は、スマイルパクトを使って変身したのではござらん。 だから、キュアデコルの持つ力がきちんと制御できていない。 それはものすごい無理がかかることなのでござるよ」 「…」 「もちろん、それを可能にしたエコー殿の意思の力には敬意を表する。それはもう並大抵のことでないのでござるから」 「でも、私は」 「気持ちはご立派。 だが、ここまででござる。 このままでは、エコー殿がキュアデコルの力に負けてしまう。 そうなったとき、何が起こるかは拙者も知らされておらぬが…エコー殿にとって良い事は何もないと思う」 「そんな…」 キュアエコーの困惑と絶望の声を破る笑い声が響いた。 「ウルッフッフ! 早い話が、そいつは役立たずってことなんだろう? そんなのなら何十人増えてもなんの意昧もねぇなぁ」 「そんなことないもん!」 キュアハッピーが叫んだ。 「エコーは頑張ったんだよ。 こんなことしないで済む方法はないかって、一生懸命、あなたと話をしようとして、頑張ったの!」 「悪いが、俺はそんな相談に乗る気はねぇ」 「当たり前オニ」 「だから無駄だって言ってるだわさ」 エコーが顔を上げた。青ざめた顔のままで訴える。 「無駄なことなんかありません! 話さないと、伝えて、話を聞いてみないとわからないことはあるんです!」 「まだ言ってるぜ」 「エコーは。 エコーは、あなたたちと争わなくて済む方法を探してがんばったんだよ。 話を聞いてくれたっていいじゃない! エコーの努力を無駄にしないで!」 「そんな努力してくれって、誰が頼んだんだよ。 片付けちまえ、ア力――」 地面が揺れた。いや、地面だけではない。世界全体が揺れた様な気がした。 「ウルフルン、何をしたオニ!」 「マジョリーナじゃねぇのか」 「あたしは知らないだわさ」 〈あゆみ…。 あゆみ…〉 空から声が降りてきた。 〈あゆみはどこ?〉 「フーちゃん…。 フーちゃん!」 〈あゆみ、声が小さい。 あゆみの街がとても遠いのはどうして?〉 キュアエコーが立ち上がった。空に向かって叫ぶ。 「フーちゃん、私はここ。ここにいるわ」 〈あゆみ…〉 「心配しないで。 私は大丈夫だから」 〈誰かがあゆみを隠してしまった。 でも、もう見つけた。フーちゃんには、あゆみの心が震えているのがわかる〉 「フーちゃん…?」 〈あゆみ!〉 「見て!」 キュアピースが空を指さした。 薄暗く塗りつぶされていた空にひびが入った。そこから光が差し込んでくる。 「なんだ!」 「まずいオニ」 「自分のバッドエンド空間くらい、ちゃんとしときよ!」 危険を察知したアカオーニとマジョリーナは素早く姿を消した。 「あ、お前ら。 逃げるんじゃねぇ!」 〈あゆみをいじめたのは誰?〉 空の割れ目から金色の光が潜み出す。それはおそらくフーちゃんの光である。 その光を浴びたキュアエコーに輝きが戻った。ドレスとリボンがもとの鮮やかさを取り戻す。 「狼さん、お願い! みんなのエナジーを返して。 この街を平和で楽しい街に戻して!」 「う、うるせぇ!」 「こんなに言ってるのに!」 キュアハッピーが顔を真っ赤にして叫んだ。 〈あゆみをいじめたのは誰? フーちゃんが許さない〉 「アカンベー!」 プリキュアたちは―斉に構えた。しかし、技を使う力が残っているのはキュアハッピーだけ。そして、今回のア力ンベーは一人の技では浄化できなかった。 「フーちゃん、私に力を貸して!」 キュアハッピーが叫ぶ。 「この街を元に戻したいの。 あゆみちゃんが大好きなこの街の人たちにハッピーを返してあげたいの」 〈フーちゃんも手伝う〉 金色の光の粒が舞い降りてくる。それはキュアハッピーの周りで揺れ、キュアハッピーの体を包んだ。 「プリキュア!」 キュアハッピーが両腕で大きなハートを描く。その軌跡が金色に輝いた。 「ハッピー・シャワー!」 黄金のハートがツーロアカンベーを包み込む。ツーロアカンベーは抵抗する様子もなく一瞬で消えてしまった。赤い鼻は浄化され、キュアデコルが現れた。 波動は、バッドエンド空間の隙間からこぼれる光に黒さを失い、「バッドエナジー」ではなくなった。それは見えなくなってしまったが、人々は少しずつ意識を取り戻し始める。 「あ…みんなが」 それに気づいたキュアエコーに笑みが戻る。 その時、キュアエコーの胸の宝石からキュアデコルが零れ落ちたが、地面に落ちる前に消えてしまった。それには誰も気づかなかった。 One Step Beyond ―キュアエコーの方法― (終)へ